企業年金連合会は誰のものか?
読者からのメール。
「厚生年金加入26年、そのうち自動車販売会社に11年勤務。その後、帰郷し家業を継いでいます。58歳になって社会保険庁から『年金加入記録のお知らせ』が届き、その中に『株式会社●●自販(厚生年金基金加入)資格取得年月日・平成4.1.1、資格喪失年月日・平成15.5.1』とあります。厚生年金基金加入員証がなく企業年金の請求漏れになるのではないかと、企業年金連合会に電話すれども、なかなかつながらない。インターネットで企業年金連合会を検索したが、自分が加入していた厚生年金基金がわかりません。どうすればいいでしょうか?」
そこで企業年金連合会のホームページを検索したところ、確かに、これは全くひどいホームページである。
124万件という空前絶後の未払い年金をかかえながら、そのトップページからして「注意喚起」が淡白かつ通り一遍のお知らせである。
そもそも中脱者や加入者、受給者が自分の加入していた厚生年金基金や企業年金基金を調べようにも、調べようがない。特に総合型厚生年金基金の多くは、自らのウエッブサイトを持っているわけだから、そのリンクや検索エンジンがあれば、すぐに求める厚生年金基金に行き着く。そんな配慮もない。
●中脱者や加入員、受給者がようやく閲覧できる厚生年金基金や企業年金基金。これでは自分が加入していた厚生年金基金もわからない。しかも、連絡先すらない。
ところが厚生年金基金の住所など連絡先は、「会員」のIDとパスワードがないとアクセスできない。厚生年金基金や企業年金基金など事務局の一部の方しか閲覧ができない。
企業年金連合会はここで大きな誤認をしている。
この組織の「正しい会員」は厚生年金基金や企業年金基金の加入者や受給者である。
加盟している個別企業年金基金や厚生年金基金の会費は、事業主の負担金や加入員の掛金が源泉である。しかも、この企業年金連合会は公的組織である。企業年金ならびに厚生年金の一部の代行・通算センターという機能をもつ厚労省の外郭団体である。
「会員」である厚生年金基金や企業年金基金の事務方しか閲覧できないという。企業年金連合会に公開できない「機密」があること事態、おかしいのである。これ自体、組織の統治機構に問題ありである。





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