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2009年12月 アーカイブ

2009年12月01日

円高デフレ対策は、果報は寝て待て、である

★にわかの円高デフレ・スパイラルで鳩山政権も日銀総裁も新聞も学者も何を言っているのか、ハチャメチャである。「日本経済はゆるやかなデフレ」と日銀総裁。鳩山お坊ちゃま首相に「経済協力開発機構OECDのグリア事務総長が『デフレと戦うべきだ』と説いた」(日経新聞11月30日号)。

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2009年12月02日

年金財政、危機的状況にない!と誰が言った?(5)

★年金財政をどう読むか?守旧派は「危機的状況にない」と断言する。改革派はすでに実質赤字財政、税金投入と運用収益頼みの財政ではないかと疑問を呈する。ところが、年金財政の数字、さまざまな数値が入り乱れ、何を元に検証すればいいのか人々を迷わす代物である。守旧派週刊東洋経済は「簿価ベースの収支残は黒字維持だが、市場変動により、株式等の評価損益額を含めると赤字になった」と、04年(H16)~07年度の過去4年の収支決算を(同誌10月31日号・P69の図キャプション)評価する。この黒字維持の根拠は「簿価」である。しかし、年金財政は市場運用を制度維持の重要なファクターに埋め込んでしまった以上、「時価」決算で評価するのが正しい。

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2009年12月03日

年金積立金、約39兆円が露と消えた?(6)

★34歳の君が65歳になる2040年、330兆円の年金積立金があるから大丈夫だ。保険料収入で全部賄えなくなっても、この年金積立金を取り崩すから安心だよ。現行制度守旧派の論拠の根底にあるのは、年金積立金願望である。
守旧派太刀持ち、予備校講師・細野真宏先生曰く、「保険料が足りないぶんは年金積立金を使って調整するから問題ないよ」(『「未納が増えると年金が破たんする」って誰が言った?』扶桑社新書・細野先生の著書P162)とノンキなことを言っている。

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2009年12月04日

出口なき経済不況、年金財政もさらに悪化にむかうか?(7)

★急激な円高にビビってしまった鳩山政権である。
12月1日、緊急経済対策として2次補正予算7兆円の積み増し、地方自治体財政支援、中小企業資金繰り支援、雇用・環境対策などで20兆円規模となった。日銀は金融機関への金融緩和を拡大、年0.1%の固定金利で期間3カ月、10兆円の追加を決定。同日、老舗百貨店三越、35歳以上の社員6700人の22%にあたる1500人の早期退職を公表。09年の国内新車販売台数は290万台(軽自動車除く)1971年以来38年ぶりの300万台割れとなった。
おきている現実はすべてが、ニッポンの構造縮小。社会の基盤、人口、生産、雇用、消費の縮小なのだ。年金制度は当然、これからボディーブローのようにこの縮小のダメージをうけてくる。すでに、年金支出は予測を超えて増大し、収入は運用収益の大幅なマイナスもあるが、保険料収入は淋しくなること必至である。

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2009年12月07日

結婚も老後も、本当に淋しいニッポンなのか?

★一見するならば切なくなるデータである。内閣府の「生活困難を抱える男女に関する検討会」という奇妙な集計データである。65歳~69歳の女性の貧困率19%。70~74歳になると26.6%に上昇する貧困率。「先進国中で最悪の水準」(日経新聞12月6日号)。
これまた奇妙な内閣府データ、「男女参画社会に関する世論調査」がある。「結婚してもしなくてもどちらでもいい」という20歳代が87.8%。「必ずしも子どもを持つ必要ない」は、20歳代で63%という。

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2009年12月08日

納付率80%目標、ついにギブアップ

★そもそも誰もが実現できる目標とはおもっていなかったのだ。国民年金の1号被保険者の納付率目標80%は旧政権の約束であった。2004年の年金改正時、現行制度の持続の条件のひとつとして、大風呂敷を広げてしまった小泉政権と厚労省であった。

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2009年12月09日

守旧派、権丈先生ご機嫌講演(8)

★年金論議はこれからいよいよ佳境に入るであろう。その意味で週刊東洋経済10月30日号「年金激震」による「年金はこのままでいいのだ!」論はグッド・タイミングであった。民主党年金改革案がいまひとつ見えないなか、現行制度守旧派はなぜか、ご機嫌、かつ意気軒昂である。これはこれで、今後の制度論議を深めるには大変いいことだ。

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2009年12月10日

山崎元さん、公的年金資産運用に喝を!

★政権交代の効用は旧政権時代に疎まれていた人物の登用であろう。
公的年金の資産運用には鋭く批判的な立場でもあった山崎元氏(楽天証券経済研究所客員研究員)が年金積立金管理運用独立法人(GPIF)の「運営の在り方に関する検討会」の民間メンバーの一人に選出された。
11月30日に初会合が開かれた。主要な課題は、公的年金の118兆円の積立金の「基本ポートフォリオの見直し」に着手することにある。運用基本方針(機動的な運用か、長期的な運用か)、運用の責任・権限、運用目標、運用コストなども俎上にあがるようだ。恐らく、山崎元氏がメンバーである以上、公的年金の市場運用の在り方そのものも論議されるのであろう。
資産運用理論の古典「ファンドマネジメント」(きんざい発行)、「年金運用の実際知識」(東洋経済新報発行)の著書もある山崎元氏である。1996年から2004年頃まで企業年金の運用レベルの向上には、ずいぶんと尽力いただいた。09年12月から公的年金の資産運用をどう変革していくか?大いに期待したい。
なお、余談であるが、同じメンバーには、横浜国大経営学部教授・浅野幸弘氏の名もある。山崎元氏にとっては、住友信託銀行時代の先輩であり上司であったわけだ。10数年の歳月をこえて、喧々諤々、いかなる投資運用論争が繰り広げられるか興味深い布陣でもある。

2009年12月11日

雇用保険料、0.8%から1.2%に

★雇用保険法の改正案が2010年4月施行をめざし上程される。全労働者を雇用保険適用とする公約をかかげる民主党政権は、最小雇用見込期間を現行6カ月間から1カ月に短縮し、非正規社員のセイフティーネットを拡げる。ただし、短期雇用と失業給付受給を繰り返す制度の乱用のをふせぐために、離職前の2年間で12カ月以上(倒産・解雇は1年間で6カ月以上)の加入期間要件は変わらない。
「適用拡大で新たに255万人が加入対象となり、年間1500億円の支出超となる見込み」(朝日新聞12月10日号)。保険料は現行の0.8%から0.4%引き上げ1.2%になる。労使折半で社員負担は0.4%から0.6%にアップとなる。同時に解雇抑止策でもある雇用調整助成金の条件緩和も計られる。3000億円程度の出費。保険料は事業主負担で現行0.3%から0.35%に引き上げとなる。

2009年12月14日

国債増発53.5兆円の行く末は?

★鳩山内閣は新規国債発行額を膨らませ、繰り返す最悪の道に踏み出すのか?
7─9月期国内総生産(名目GDP)は500兆円をわりこみ470兆円規模に低下。これは18年前、1991年頃の水準になったわけだ。ここでドッカンと国債増発、財政出動、公共事業拡大、景気浮揚をはかるのだという亀井静香郵政・金融担当相。対する抑制派は藤井裕久財務相、「44兆円を守って国民生活が守れないことはない」と言う。この間に立って、お坊ちゃま鳩山由紀夫首相はキョロキョロと目玉をまわしているばかりだ。

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2009年12月15日

確定拠出年金、マッチング拠出改正、再挑戦だが?

★笛吹けど踊らずになるのであろうか?確定拠出年金(DC)のマッチング拠出導入である。導入企業では今は余り関心を示したくない雰囲気がある。
現行の確定拠出年金(DC)は掛金全額の企業拠出しか認められていない。新たに非課税拠出限度額の枠内でかつ事業主負担を超えない範囲で個人の掛金拠出を認めようという制度改正である。社員にとっては、俄然、節税メリット高く、将来の積立資産増がみこまれるはずなのだが、社員諸君も余り関心が高くない。

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2009年12月16日

厚生年金受給者便、2800万人に送付はじまる

★困ったことにすでに老いた厚生年金受給者は、年金記録を示されても記憶の彼方という場合が多いはずである。2008年度の「ねんきん特別便」に引き続いて、12月24日から2010年8月末にかけて、約2800万人の厚生年金受給者に「厚生年金受給者便」が郵送される。その中身は、年金加入履歴、標準報酬月額と標準報酬賞与の納付記録、年金加入記録の回答書である。どれもこれも解読するには他人の手助けがないとなかなかむずかしい。

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2009年12月17日

65歳以上の「ハッピー年金世代」の実態とは?

★現在67歳以上の方の国の年金は日本史上、最も恵まれた年金だと思われている。しかし、実態は皆が皆、ハッピー年金ではない。
厳然と老後の格差は存在している。最高で年357.6万円から最低で73万円というのが、現在65歳以上、平均年齢73歳の年金実態であるようだ。

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2009年12月18日

JAL企業年金減額、なにが問題なのか?(その1)

★最終的には現役の退職金そのものに手をつけないとJAL日航企業年金問題は解決しない。今いるJAL従業員達にとって、これから給与・退職金、総報酬の削減に直面する。
JAL日航OBたちはまだ幸せの岸辺にいるのである。日航OBの企業年金減額、年金受給者の「同意」65%にまでこぎつけたようだ。減額成立は3分の2以上の同意が必要。12月16日朝日新聞によると「約1900人が不同意か態度保留」「あと200人ほどが同意すれば3分の2を超える」
マスメディア情報には騒いでいる割にはその制度内容を正確に報道されていないのではないかという思いが強い。複雑すぎて解明できないのか、会社も日航OBもなにか隠しているか?

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2009年12月21日

JAL企業年金減額、なにが問題なのか?(その2)

★JAL日航の企業年金は、その原資の半分を退職一時金からの移行である。すると、退職給付全体は幾らなのか?恐らく、JAL日航では標準者で約4,200万円以上、管理職ベースで5,000万円以上、ここらあたりがひとつの基準ではないか、と推計できる。これは、ニッポンのサラリーマン&ウーマンにとっては、えらい高額退職金なのか、ごく普通なのかは脇において、JAL日航社員の退職給付をもう少し掘り下げてみたい。

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2009年12月22日

JAL企業年金減額、なにが問題なのか?(その3)

★日航元経営陣の退職金返納が報じられている。「経営再建中の日本航空は18日、兼子勲元社長、新町敏行前社長ら旧経営陣6人に対し、役員としての退職金の一部を返還するよう要請したことを明らかにした。いずれも応じる意向を示したという」と西松社長談話は、12月19日NTVネットニュースに掲載されていた。「企業年金の減額については『社員、OB挙げて当社の再生に協力するという意味で大きなメッセージになる』と述べ、減額実現が公的支援を受けるための前提になるとの認識を改めて示した」という記事があったのは12月21日付けの日経NETの配信記事であった。
それにしても、西松社長、辛い日々はお察しするが、人が良いというか甘ちゃん経営者だ。兼子勲元社長、新町敏行前社長ら旧経営陣6人、役員退職金の一部返還ぐらいで許されるのか?こうしたお仲間同士の馴れ合いがJAL日航をダメにしたのだと納得した談話だ。
師走押し迫った「21日から年金減額の正式な意向確認の投票を始めた。来年1月12日が締め切り日」(日経ネット同記事より)というから、JAL企業年金問題はいよいよ大詰めを迎えたわけだ。

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2009年12月24日

長寿リスクをどう見込むか?

★クリスマスイブに不吉な話で恐縮である。日本の成長産業は、「介護と葬儀の産業しかない」と言ったのは経営コンサルの大前研一さんだった。なんとも淋しいことをいうコンサル爺さんか!と思ったものだが、休日の新聞の折り込み広告、送られてくるDM、有料老人ホーム、墓地、葬儀のチラシの余りの多さに「介護と葬儀」、避けて通れない現実とあらためて納得。
雑誌「プレジデント」2010年1月4日号の特集も『「病院、介護、葬式、墓」大特集!』「2010年版!自分、家族、親を救う情報満載」とある。このなかにある『事態別「お金と時間」完全シミュレーション』「病気、要介護、永眠するまで、そのときいくら必要か?」をみてみよう。

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2009年12月25日

世紀のバラマキか?内需刺激策か?

★2010年度予算案が閣議決定される。92兆円の一般会計総額は過去最大だ。税収37兆円であるから、歳入不足は55兆円となる。
税外収入として「埋蔵金」(外国為替資金特別会計の剰余金)10兆円超を「10年度分の見込額を一部先食い」(日経新聞12月24日号)、赤字国債を約44兆円発行(これとて過去最大の発行額)でなんとか収支の帳尻をあわせるという。国家と地方自治の債務、1000兆円突破も目前である。

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弊社・年末年始のお知らせ

謹啓、皆様ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
本年は格別のお引き立てを頂きましたこと、厚く御礼申し上げます。

さて、弊社の年末年始の営業日につき下記の通り、ご連絡申し上げます。
師走のお忙しい時期ではございますが、ご確認、ご周知頂けます様宜しくお願い申し上げます。

行く年、来る年、皆様のご健勝とご多幸をお祈りしております。
                            敬具

             記

■休業日 2009年12月28日(月) ~ 2010年1月4日(月)
■仕事始 2010年1月5日(火)


2010年12月25日
株式会社 日本生活設計
代表取締役 村田 純一

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