ニッポン列島縦断、超高齢者、ぞくぞくつづく失踪事件
★東京都足立区で111歳の加藤宗現さんがミイラで見つかったのは8月29日だった。都内最高齢であったそうだが、すでに30年前に亡くなっていた。家族が死亡を知りながら年金を受け取っていた疑いがあり現在、取り調べ中である。その額1800万円という。その翌日は杉並区で113歳の女性の所在不明がわかり。出るわ出るわでニッポン列島縦断、100歳万歳どころから100歳行方不明、8月4日現在、全国各地で13名となっている。
★まったく気色悪い真夏の怪談話のようなニュースである。
各地の100歳以上の超老人失踪事件を見てみると、ニッポンの家族のなかには無縁社会化がすでに何十年も前から進んでいる現実をまのあたりにする。
老人が徘徊または失踪しても、家族も社会も真剣に捜索しないようだ。と同時にご近所の記憶からも消去されてしまうようだ。
★東京都足立区の111歳で都内最高齢だった加藤宗現さんがミイラ化した遺体で発見された事件は、30年間、同じ屋根のもとその妻も子供らも住んでいたわけだから、まるで幽霊と暮らしていたことになる。
この間、老齢福祉年金約800万円、死亡した妻の遺族共済年金約900万円をうけとっていた家族には年金詐取の嫌疑がかかっていることからすると、「年金現況届」もご本尊になりすまして返送していたことになる。
★東京都杉並区で所在不明になっている113歳の女性の場合、1960年に死亡している夫の地方公務員の「恩給」が2010年7月まで、その配偶者でもあった所在不明女性に振り込まれていたという。
★東京都北区では105歳の男性が25年前に所在不明。家族は捜索願いを出したといっているが戸籍上は生存していることになっていた。
★東京都港区では105歳の男性が行方不明。「記念品を渡すために民生委員が昨年9月ごろに男性宅を訪ねた際に、家人とみられる人物から「本人はいない」と受け取りを拒否」(日経新聞8月4日号)。
★八王子市では1971年ごろから所在不明102歳の男性。「男性の長男(故人)の妻(62)は取材に「72年に嫁いだ際に既に父はいなくなっていた。いつかは帰ってくると思い住民票に残していた」(日経新聞8月4日号)というから、これまた世にも不思議な家族である。
★その他、8月4日に報道された超高齢者、失踪、所在不明事件は以下の通りである。
★名古屋市で106歳の男性が所在不明。「住民登録地は同市北区と判明した。同区内で最高齢とされる。市は男性の住民登録を近く抹消する」(共同通信)というから、これは役所の怠慢。
★静岡県では「熱海市や下田市の100歳以上の女性3人が所在不明」(共同通信)
★「長野市では県内最高齢の110歳男性について市が4年間、所在を確認できていない」(共同通信)「家族は「かなり前から(静岡県の)伊豆に行っている」と話しているという」から、家族にとって一度消えた超老人はもう探す気もおきない存在なのだろうか?
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