2011年度国債発行総額170兆円台、過去最大の借金火ダルマ
★市場は日本国債のデフォルトはいつかに注目が集まってきた。
2011年度の新規財源債、借換債、財政投融資債の発行総額が、過去最高の170兆円台に乗ったと報じるのは日経新聞朝刊12月2日号である。同記事で注目しておきたいのは、市場関係者の「声」は、「発行額が膨らんでいる分だけ相場急落への警戒感は強まっている」とニッポン国債バブルの崩壊の予兆を告げている点である。
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高齢者医療保険、介護保険、新年金制度、子ども手当、どうなるどうにもならない
★民主党政権は国民の社会保障制度への不安を梃子に生まれた政権である。
現政権の管直人首相のめざす経済成長の核は、社会保障改革を通じた雇用と福祉産業の拡大でもある。この管流「成長戦略」の出発点が現行社会保障制度の改革であるわけだ。日経新聞12月3日号は、「社会保障改革、行き詰まり」と、「財源難で行き詰まる社会保障見直し」と、もはや民主党社会保障改革は風前の灯であることを伝えている。
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基礎年金国庫負担2分の1、埋蔵金流用で「何とか維持する方向」
★国民に直接語りかけることを忘れている。
管直人首相は国民年金財政の困窮をもっと明確に公表すべきなのだ。
「菅直人首相は6日の記者会見で「何とか維持する方向で予算編成を進めてもらいたい」と語った」と日経新聞朝刊11月7日号は伝えている。
政治家管直人としては、これは言動不一致である。その場限りのスタンドプレー、最後は良いところどり、食えそうなものならなんでもちょこっと箸をだす、つまみ食い人生である。
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基礎年金国庫負担2分の1堅持、年金積立金取り崩しを否定
★細川厚労相は温厚な人だと聞く。温厚であるから明察に富んでいるかどうかは別である。
2011年度の基礎年金国庫負担の財源不足の補てん問題である。民主党政権の「財務省の吉田泉政務官」「厚労省の岡本充功政務官」が協議し、「2分の1と36.5%の差額分については消費税率引き上げを含む税制抜本改革の実施時にさかのぼって補てんする方針」(日経新聞11月29日号)と決めたのは11月28日だった。その翌々日の11月30日、細川厚労相は記者会見で「国庫負担2分の1」堅持、「年金積立金取り崩しなし」を表明していた。
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1兆5000億円減税の財源手当ての先行き不明
★管直人首相は法人税5%引き下げに踏み切ったようだ。11月7日、「野田佳彦財務相らに5%程度引き下げる方向で調整するように指示」と日経新聞朝刊12月8日号で伝えている。先進国で最高水準の法人課税の実効税率40.69%を35%程度に引き下げる。減税額は国税分1兆2000億円、地方税分3000億円で合計約1兆5000億円。政府税調と政権は、その穴埋めを何に求めるかに議論は移りつつある。
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政府税調12月9日、年収1500万円以上で頭打ち案を提示
★2011年度の税制改正が急ピッチで進んでいる。
政府税制調査会はサラリーマン&ウーマンの給与所得控除の見直し案を12月10日にとりまとめる。年収が増えれば給与所得控除が増えていく現行の仕組みを、年収1500万円を超えても245万円で頭打ちにする。同時に高額所得の企業の役員報酬、国家公務員や地方公務員の幹部の給与所得控除は段階的に一般社員の半分になるように縮小する。民間企業の役員には取締役、監査役、執行役員までと定義されている。
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細川律夫厚生労働相、年金減額に「やむを得ない」と表明
★国民年金と厚生年金の支給年金額の引き下げが話題になりはじめた。
12月14日、細川律夫厚生労働相は閣議後会見で「法律通り下がることもやむを得ないのではないか」「働いている現役世代も賃金が下がっている」と述べたと、日経新聞夕刊12月14日号は報じている。
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財源300億円もなく、年金額据え置き特例法、迷走政権のあきれた年金愚民政策
★2011年度の年金額引き下げが当然の政策である。
一昨日の14日に「「法律通り下がることもやむを得ないのではないか」と表明したのは細川律夫厚生労働相だった。しかし菅直人首相は据え置きを検討するよう指示。
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2011年1月実施は、所得税は12年1月から、住民税は13年6月から適用
★大山鳴動してネズミ一匹になりそうな民主党管政権の税制改正大綱である。
先週の12月16日、新聞、TVのメディアはこぞって「2011年度税制改正大綱」の閣議決定を報じていた。しかし不思議でならないのは、この税制改正案の実施適用の全貌が明確でないことである。
政令で実施が決まっているのは個人の所得課税の増税策だけである。2011年1月~12月に所得に対して所得税は12年1月から、住民税は13年6月から適用となっている。
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大手金融機関の国債売却の売越額は2兆8905億円
★長期金利の上昇が止まらない。
12月21日、日銀金融政策決定会合後に日銀の白川方明総裁は、長期金利上昇は、「グローバル化する金融市場の中でつられて上昇したと理解」(日経電子版12月21日)と言明。しかし「金融機関の収益状況を通じて影響する側面がある」と、奥歯にモノがはさまったようなことも言っている。
0.9%台だった10年物国債の金利は、11月末には1.24%台にまで上昇している。長期国債の金利の上昇は、国債価格の下落である。国債クライシスを予感させる要因は、大手金融機関の国債売却にある。
続きを読む "日銀白川方明総裁、長期金利上昇に警戒" »
2011年度一般会計予算案、歳出92兆4116億円、税収40兆9270億円、新規国債発行44兆2980億円
★もう沈没を見とどける他になす術がない。
この国の政治が織りなす国家財政の末期的状況である。「未来かすむ、改革なき予算」と紙面タイトルを打った日経新聞12月25日号であった。すでに描かれるべき未来は国家の自滅的な財政破綻しかない。「かすん」でいるのではなく、何も見えない漆黒の闇なのだ。日経新聞はなんとも暢気なタイトルをつけたものだ。
続きを読む "喫水線をこえた日本タイタニック号" »
年金収入400万円以下でその他収入20万円以下
★今でも300万人程度の年金受給者しか確定申告をしていない現実がある。
民主党政権の税制改正大綱案では、「公的年金等」収入が400万円以下で、かつ、年金以外の他の所得が20万円以下の者について、申告不要を選択できるようにする」とある。
この「公的年金等」の「等」には企業年金や確定拠出年金も入るとはずであるから、確定申告不要の選択制度は厚生年金基金、確定給付企業年金、確定拠出年金(DC)にも波及することが予想される。
続きを読む "年金受給者、確定申告不要の選択" »