3.11東日本大震災の爪痕深く、生保、銀行、企業年金、個人の資産、評価損を拡大
★3.11東日本大震災直後の日経平均株価は15日には8605円台まで下落した。その後、海外投資家の買い注文によって9775円10銭までもどしたわけだが、年間下落率12%で10年度末を締めくくった。
この1年、米欧の株式市場は、復調著しく、「米国が14%上昇(ダウ工業株30種平均、30日まで)、ドイツが15%上昇(ドイツ株式指数=DAX、同)」(日経新聞朝刊4月1日)。3.11東日本大震災と原発事故によって日本の株式市場は突出した下げ相場となった。
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東日本大震災による東北地方の分譲マンション被害状況から得られる教訓10条
★マンション住まいには気になる記事があった。
日経新聞電子版4月4日号の「マンション管理サテライト」の「マンション管理組合は「地震リスク」とどう向き合えばいいのか?」連載記事である。
「青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の6県を対象に、3月16日までに目視調査できた分譲マンション1106組合」((社)高層住宅管理業協会の調査)のうち、「78.8%の分譲マンションで巨大地震による目立った被害はなかったことが判明した。大規模な補強や補修が必要となる「中破」が2.4%、ひび割れなどの補修が必要となる「小破」が18.8%」という結果であったとの報告である。「中破」「小破」という基準が単純に表面の壁や天井にクラックが生じた程度なのか、躯体の基礎部分にヒビが入ったのかはよくわからないが、この記事の特徴はマンション管理組合の危機対応策の基本がよくまとめられている。マンション住まいの方は必見である。
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なぜ、政府も東電も飯舘村など30キロ圏近況に現地対策本部をおかないのだろうか?
★奇妙なことがいっぱいである。
4月4日午後7時すぎに東京電力は汚染水1.1万トンを海に放出。東電曰く「申し訳なく思っている」。原子力保安院曰く「やむをえない」。枝野官房長官「やむを得ないということで了承」。なにが、どう申し訳なく、やむを得ないのか、さっぱりわからない言葉が飛び交っている。
「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」があるが、これをどうクリアーしているのかも説明がない。
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代替財源は年金積立金取り崩しか、はたまた給付削減か、さらに埋蔵金の再発掘か
★日本国は素寒貧だったことをあらためて教えてくれたのも東日本大震災と原発事故だった。
菅直人政権は震災復興のための第一次補正予算案3兆円案を示した。当面急がれる瓦礫撤去や仮設住宅建設、道路・港湾・学校・福祉施設・下水道・農地などの復旧費用に充てる。財源は、「あらたに国債を発行せず」とあるが、もう借金もできないところまでこの国は追い込まれている。震災復興と原発鎮火はなによりも優先しなくてはならない。しかし2011年度に予定していた基礎年金の国庫負担率1/2のための埋蔵金財源2.5兆円を震災復興にまわすという手法には、この先、公的年金積立金をなし崩しに、補正予算財源に転用していく不吉な予行演習の匂いがする。
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「東京・千葉・神奈川の1都2県の11市区で約1100棟損壊」読売新聞朝刊4月8日号から考えておきたいこと
★備えあれば憂いなし。古来からの言い伝えをあらためて反芻することになった東日本大震災であった。しかし不思議なことに、街の大型書店に行っても「地震対策」の本がない。なにをどう備えるかは、ネットにある震災対策情報から切れ切れに垣間見るだけだ。まず、わが街、あなたの街の東日本大震災の被害状況を知りたいところだ。「浦安市では、市内全域の85%が液状化し、約3万3000世帯が断水」と報じる読売新聞朝刊4月8日号は、関東地方や東海地方に住む者にとっては心穏ではない。
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「カタストロフィーをいかに回避するか、社会のあり方や私たちの暮らし方を根本的に考え直してみる必要がある」
★4月11日は東日本大震災・原発震災から1ヶ月がたった。午後5時16分ごろ、福島、茨城両県で震度6弱の地震。震源地は福島県浜通り(いわき市の西南西30キロ付近)で、震源の深さは6キロ。マグニチュード(M)7・0と推定。この1ヶ月間で三陸沖から茨城沖にかけて一万六千発の余震があったというから、我々の生活も仕事も未だ落ち着きを取り戻せない。それどころか、収束できない福島第一原発事故は不気味な残骸は人々の不安を倍加させている。地震学者の石橋克彦氏(神戸大学名誉教授・同大都市安全研究センター教授)は1994年に『大地動乱の時代』(岩波新書)で地震科学の歴史と地震発生のメカニズムを解き明かしてくれた。著者自身が1995年の阪神・淡路大震災を体験するなかで、2001年10月『阪神・淡路大震災の教訓』(岩波ブックレット版)を上梓している。この東日本大震災後にあらためて再読。是非、一家に一冊、家族全員が読んでおきたいニッポンの地震への心の備えにもなる本である。
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厚労省、第3号被保険者不整合記録問題対策特別部会で不整合記録状況を公表
★未納未加入専業主婦救済のための国民年金改正案はどうなるのか?
社会保障審議会の下に第3号被保険者不正記録問題対策特別部会を設置し、4月末までに議論とりまとめ、今国会中に法案提案の段取りだった。東日本大震災から1ヶ月が経過した4月11日に第二回の対策特別部会を開催。そこで厚労省から「粗い推計」と言う形で第3号被保険者の不整合記録状況が公表されている。読売新聞朝刊12日号「主婦年金過払い5万3000人に返還を求めるかどうかが焦点」、日経新聞12日号は「主婦年金額、165万人変動」と何がなんだかわからない記事がおどっている。まずは、厚労省の「粗い推計」をまとめておきたい。詳しくは下記URLをクリック下さい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000018mel.html
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菅直人首相「自粛ムードに過度に陥ることなく、できるだけ普段の生活を」(4月13日首相記者会見)と呑気なことを云うが・・・・
★体調崩し入院していたはずの東京電力代表取締役社長清水政孝氏は震災後初の記者会見に登場。
4月13日午後15時、病気だったはずが、いきなり「私は震災以来寝食を忘れて努力していた」と元気に釈明。TV実況中継はないが、今はユーストリームのライブで時々刻々、すべてを観ることができる。
「その時時のパラメータをみて全力でベストを尽くした」と、なんとも無責任で図々しい言い訳がこうもできるのかと、呆れてしまうほど超鈍感力厚顔無恥社長氏である。京都の老舗料理屋の親爺さんに春爛漫の国際観光都市・京都の様子を電話で尋ねる。「ホテルも祇園も金閣銀閣もガラガラ」「外国人の影も形も、関東コトバの人も来ない」と京都の親爺さんは「このままだと夏には夜逃げですわ。東電さんに何とかしてほしいです」と慨嘆。そこで先週末にお会いした東北福島出身の経営コンサル兼税理士のYN氏が提唱していた「震災後の中小企業の生き方」を紹介しておきたい。
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YOMIURI ONLINEは「東日本大震災の震源域の東側で、マグニチュード(M)8級の巨大地震が発生する可能性が高い」と警告。
★「震源域東側でM8級、早ければ1か月内…専門家」とYOMIURI ONLINE(3時15分発信)と読売新聞朝刊4月14日号で警告している。「複数の研究機関が分析」とある。朝日も日経もどこの新聞にも同様の記事がないところをみると、読売独自の調査取材記事らしい。どのような複数の研究機関なのかは不明ではあるが、「日本海溝の東側で海のプレート(岩板)が引っ張られる力が強くなっているためで、早ければ1か月以内に津波を伴う地震が再来する危険がある」との情報は、この1ヶ月間、度重なる余震に怯える者としては無視できない。4月13日に菅直人首相「自粛ムードに過度に陥ることなく、できるだけ普段の生活を」と言われても、はいわかりました、パーッと夜の街に繰り出しましょうという気分にはなれない。今一度、気を引き締め、地震・津波・放射能対策をはかりたい。個人が思いつくものはすべてチェックし、再準備にかかりたい。YOMIURI ONLINE(3時15分発信)のURLは下記をクリック。念のために、同内容の全文を引用転載させていただく。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000112-yom-sci
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震災被災者、原発避難者、その窮状は日々深まっている
★原発10キロ圏内の福島県浪江町が故郷の青年A氏に1ヶ月ぶりに会う。圏外退避令がでた3月14日、青年A氏は横浜市鶴見区の職場に行く早朝、「親と姉夫婦家族と連絡がとれない」と心配と不安に震えていた。あれからどうなったのだろうか。「姉のご主人の実家が鹿児島なので、今はそこに一時避難」と青年A氏は教えてくれたが、福島県浪江町で働いていた姉の旦那の今後の仕事のこと、その子供の学校のこと、「難しいことがいっぱいあります。今度のGWに鹿児島に行ってきます」と青年A氏の心配と不安は、この1ヶ月間でさらに一層深まっている。4月14日政府は東日本大震災の被災地復興ビジョン策定のために復興構想会議を招集。議長である防衛大学校長・五百旗頭真氏は、「年内に復興全体の報告をまとめる考え」を表明。年内とは本年の12月ということだから構想案が出来上がるのは半年先ということになる。しかも原発被災救済は別の会議でやるとのことで、委員の一人作家の玄侑宗久氏から「福島県民にとって会議が意味のないものになってしまう」など異論続出となった。
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東電福島第一原発、6ヶ月~9ヶ月先の「水棺」の廃炉工程表を示すが、避難住民の帰宅は未だ先が見えない
★新潟は越後湯沢には福島からの多くの人が難を逃れて来ている。
東電工程表が公表された4月17日、上中里のリゾートホテルには「福島」「いわき」から13家族が避難生活をおくっている。そこで出会ったいわきからの避難ご家族は、若い夫婦に3歳と2歳の子どもさん、祖母にお祖父さん、6人で3月17日に逃れてきたという。避難生活も1ヶ月。宿泊費や食事代は越後湯沢市が今は負担してくれているが、「いつまでこうしているのか?」と不安であると言う。しかし幼い子どもを抱える家族にとっては、故郷いわきへの帰宅ができても甲状腺被曝リスクへの恐れはなくならないと言う。大人たちは毎日、宿の部屋にこもり、ただテレビをみて過ごすだけという。じっと俯いているご主人に声をかけるのははばかれるほどご主人は憔悴している。政府は原発災害によって全国いたるところに逃れた自主的避難者をどこまで把握しているのだろうか?
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09年9月政権交代前の自民公明党案に擦り寄る民主党菅内閣。求心力凋落、東日本大震災復興、原発災害鎮火作業、もう「年金」どころの騒ぎではなくなってしまった2011年夏の陣である。
★日経新聞朝刊4月19日号が唯一、なぜか年金改正厚労省案をトップ記事で掲げている。
朝日、読売、各朝刊には年金改正厚労省原案の「ネ」の字もないところからして、この記事は日経独自のスクープというよりも厚労省自作自演、民主党菅内閣共演のなんとなく「年金もやっています」ポーズのリーク臭いものである。
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継続基準では1.1%、非継続基準では2.32%(11年3月30日厚労省通知)
★未だ529厚生年金基金で給付設計の予定利率5.5%であることが問題になっている。
それでは、2011年4月現在、企業年金の「予定利率」はどの程度の水準が「健全」なのか、ということになる。実際には、企業年金が毎年実施している財政検証で用いる「予定利率」をどの程度の水準で計算しているかが重要なファクターとなる。
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福島原発半径20キロ圏内の「立入禁止区域」と「緊急時避難準備区域」の住民に損害賠償範囲が示された。
★原発列島のどこに住んでも逃れようがない原発災害である。
福島県民の苦難は他人事ではない。4月25日は南相馬市などで家畜の殺処分が開始された。隣県の新潟県内には日々、「福島」「いわき」ナンバーの車が増えている。越後湯沢のリゾートホテルには先週の13家族から40家族が福島原発周辺から難を逃れてきている。幼い子どもを抱えた若い夫婦が目立つ。将来への不安がおしはかりようもないほど重くなっているのか、春うららかな晴天の24日の日曜日でも外出することもなく、皆さん部屋に終日とじこもっている。今はひとつ一つの不安を補償するのはこの国の政治の責任である。4月22日、「原子力損害賠償紛争審査会」(会長・能見善久学習院大学教授)から、東京電力福島第一原発事故の賠償範囲の指針から、この原発列島ニッポンで国家はどこまで原発事故避難者に損害賠償をしていくのか、注目していきたい。
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満期国債は約4兆7千億円を現金化、保有債券と株式は約2兆円を売却
★年金財政は急速に悪化から積立金の急減モードに入った。
4月24日の日経朝刊が報じた「年金積立金、高齢化で6.4兆円取り崩し 補正転用で拡大も」記事内容がその後、メディアで大きく報じられてはいない。年金危機への対応は政治家も世間もさほど関心はないようだ。しかし日経記事はいつもながら大本営官報版よろしく、取り崩しの理由を「高齢化で年金給付額が増え、保険料収入や税金で賄えないため」とあっさり報じる。高齢化で年金給付額が増えるのは当たり前のこと、保険料収入や税金で賄えなく喫水線を超えたのは1998年度(H10)の財政収支からである。今に始まった話ではない。
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救済案から一転、強制返還、遡及保険料納付10年期限つきに後退
★東日本大震災で審議中断となっている「専業主婦年金改善案」である。この程度の改正案もさっさときめられない日本の国会である。日経新聞4月27日号では、「5月には党の方針を正式決定」「国民年金等の法律改正案」としてこの5月中に国会に提出するようだ。政府・民主党が検討しているという「専業主婦年金改善案」をみておこう。
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パナソニック4万人削減、ホテルなど観光事業で広がる非正規労働者の解雇
★大手製造業を中心にした人員削減、海外移転はどこまで進むのか?
4月27日、パナソニック2011年度事業方針、ワールドワイドですすめる事業再編、4万人削減は、日本企業の東日本震災・原発災害後の経営行動のさきがけとなりそうな状況である。
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