年下女房、若やぐ心で少ない年金を耐え忍ぶことになるのか。
★厚生年金2等分で年下女房と暮らす夫にどんなことが起こるのか?
男性40代、50代半ばで20歳とか25歳の女性をめとるケースは最近では珍しくない。我が友人は59歳で25歳の女性と再婚。友人たちにさんざんに妬まれている。敢えてお節介をやくと、この夫婦の老後を心配してしまう。女性にとっては若くして、夫の年金で暮らせる「安心」を手に入れることができるメリットがあるのかも知れないが、超高齢男性を若い女房がいつまで面倒をみてくれるのか。金の切れ目は縁の切れ目。年金も預金も少なくなった年金爺さんが捨てられることも現実にある。2011年の秋、突如と浮上した夫の厚生年金2等分案はどんなことになるのか、推測してみたい。
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遺族年金はどうなるのか。妻65歳から約13万9000円から11万4000円、実質的な年金縮小
★現行の遺族年金は複雑である。
夫の厚生年金が2等分になった場合の遺族年金を推論してみたい。
夫の厚生年金は20年度の新規裁定の平均年金額、月額9万9000円で試算した場合である。
夫が先だち、残された妻の側からみてみる。
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離婚時の年金分割、「夫婦共同負担」の法的根拠を持ち出す厚労省
★夫の厚生年金2分割案は法律にあるのだ、というのが厚生省の論拠のようだ。
10月29日の社会保障審議会年金部会で公表された「第3号被保険者制度の見直しについて」の資料は下記からみることができる。
ここで注目しておきたいのは、「夫の厚生年金の2分割案」の法的根拠に2004年改正で導入された「年金離婚分割」に係る「厚年法第78条の13・被扶養配偶者に対する年金たる保険給付の基本的認識」を持ち出している点である。厚労省の言い分を整理しておきたい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001q0wz-att/2r9852000001q11t.pdf
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今57歳男子、51歳女子から、厚生年金61歳を62歳にしてしまう。
★最終的には、68歳から70歳に年金支給開始年齢引上げとする案である。
10月11日の社会保障審議会年金部会で提示された厚労省案である。
年金支給開始年齢引上げ、60歳以降の就労にともなう在職老齢年金支給停止廃止、この2つはワンセットで論議されるようだ。それぞれの厚労省の言い分と詳細は、下記のURLから提案資料をみることができる。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001r5uy.html
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戸惑う現役若年者の年金不信は増大していく
★なぜ支給開始年齢引上げなのか?その理由がよくわからないという意見は若い人に多い。もっともその影響を受けるであろう40代、30代のサラリーマン&ウーマンの意見が重要である。何人かに聞いてみた。
続きを読む "年金支給開始年齢、68歳~70歳案の衝撃" »
年収500万円の夫、専業主婦、年金受給30年間、年率4%強の給付率である
★「もらいすぎ高齢者」「過剰支給」。
年金受給者にしたら暗闇で背後からなぎ倒された感じであろう。
まるでボッタクリ老人の如く言われ、この14日に支給された年金はまったく気味悪いものだったのではないだろうか。望んで「もらいすぎ」てきたわけでもなく、不正請求して「過剰支給」されてきたわけではない。時の政府と厚労省が空想的100年安心プランを勝手に決めて、勝手に支給してきただけである。そんな高齢者の怒りの声が聞こえてきそうである。
そもそもこの国の年金制度は、世代間扶養と所得再配分の「制度理念」のもとで、不均衡負担、過剰給付、過小給付、過剰負担を制度構造の根幹にしてきた。
厚生年金は、過剰給付、過剰負担、ともに共存している制度なのではないか?その辺りを具体的にみていきたい。
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年収500万円の夫、専業主婦、実際の厚生年金は年109万6200円だが、実質保険料に相当する厚生年金額は幾らぐらいか?
★厚生年金加入者は誰もが、負担している保険料に相当した年金額を受けていると思っている。自分自身の老齢厚生年金と老齢基礎年金、さらに被扶養配偶者の老齢基礎年金まで、負担した保険料でどう賄われているかにほとんど関心はない。
厚生年金保険料には国民年金の基礎年金分が含まれているとはいわれている。しかし何割が厚生年金で、また残りの何割が国民年金なのかの明示がないから知るすべはないようになっている。年収500万円の片働き夫婦の年金額は有利な年金である、と前回述べた。この有利な年金生み出しているのは、夫婦二人分の基礎年金拠出金である。ところが、厚生年金保険料からこの二人分の基礎年金拠出金を差し引くと、実質的な厚生年金保険料相当の老齢厚生年金はどうなってしまうのか?
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厚生年金保険料総額に均衡する片働き夫婦は、給付水準は年収550万円以上から
★片働き夫婦のうち、連れ合いの年収550万円を超えたあたりから、保険料総額に均衡する年金額水準になる。年収600万円以上から年収1000万円のミドルからアッパークラスのサラリーマン&ウーマンの年金保険料と年金給付の関係をみてみたい。
夫の被保険者期間も結婚期間も40年、夫20年、妻25年間(うち5年間遺族厚生年金)とした場合である。
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年収620万円からは、負担総額が年金給付を上回る逆転構造
★週刊現代11月15日号に厚生省年金局元数理課長、坪野耕司さんが登場している。「年金大崩壊、本当のところ」という仰々しいタイトル。「年金財政状態が逼迫している本当の原因は、年金積立金の運用損や保険料収入不足」と坪野さんは言う。
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生涯平均年収700万円以上の高所得者層の年金の「損・得」勘定
★年収700万円の保険料総額は40年間で同じ年収・保険料率18.3%で約5124万円。同じ保険料を年率1.5%、40年間の年金原資は約7056万円。現行制度では夫婦で年311万円、年金原資約7056万円の「期待収益」年金は335万円。25年間で8375万円。現行の給付総額は約7193万円。その差、1182万円が「もらえない分」であるともいえるし、制度的に抑制された分ともいえよう。ある意味では、その分は「所得の再配分」と「世代間の助け合い」という言い方が厚生年金の「理念」でもある。しかし高所得者層には、どこか「割が合わない」損得感情は消えない。
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シングル勤労者 対 夫婦(妻専業主婦)、年金はやっぱり独身は損?
★シングルの勤労者、厚生年金加入者がこの国の年金制度の一番の貢献者である。
年収300万円のシングル男子と夫婦(妻専業主婦)を比較すれば歴然である。
払込む保険料総額はともに同じ40年間で約2196万円であるが、
65歳から25年間のシングルの年金受取総額は約3612万円。対保険料1.6倍。
対する夫婦(妻専業主婦)、夫20年間、妻25年間、約5110万円。対保険料は2.3倍。
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共働き夫婦 対 片働き夫婦 妻専業主婦3号の世帯は強かった
★『年金「もらい過ぎ」15兆円』と日経新聞10月31日号の記事である。本来支給額と現在支給している「特例支給額」の差2.5%を埋めるためにも賃金も物価も下落したら年金減額できる「制度改革が焦眉の急だ」と報じている。この程度の制度改革もなかなかできないのが、この国の政治家の「年金センス」だから、先生達は年金制度の根本的な「矛盾」にも余り関心はない。本稿では、この国の年金制度の所得階層と世帯形態でどのような「過剰」が偏在しているかを見てきた。
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